2026年、韓国である特別な法律が成立しました。その名も「ク・ハラ法」。この法律が誕生した背景には、K-POPグループKARA（カラ）の元メンバー、ク・ハラさんの衝撃的な死と、それに続く遺産を巡る騒動がありました。
KARAとは？その時代を象徴するK-POPガールズグループ
「KARA（カラ）」は2007年に韓国でデビューし、2010年代前半にかけて日本でも大ブレイクした女性アイドルグループです。
- 「ミスター」「ジャンピン」などのヒット曲で知られ、
- 日本の紅白歌合戦にも出演。
- 韓国と日本で人気を集めた、まさにK-POP第2世代の象徴。
その中でもク・ハラさんは、笑顔と可愛らしさで多くのファンに愛されていました。
- 引用：ナタリー
ク・ハラの悲劇と自殺
しかし2019年11月、ク・ハラさんは自宅で自殺という形で突然この世を去ります。享年28歳でした。
彼女は生前、元交際相手とのプライバシー流出トラブルやネット中傷に悩まされていたとされ、多くのファンが深く悲しみました。
- 引用：聯合ニュース
残された遺産と実母の主張
ク・ハラさんには数億円規模の遺産がありましたが、そこに突然現れたのが、長年ハラさんを育てなかった実母でした。
ハラさんは幼少期に両親が離婚し、兄とともに父親と祖父母に育てられました。
実母は20年以上、養育費も払わず連絡もなかったにもかかわらず、法律上の「母」であることを理由に、遺産の半分を主張したのです。
世論が動かした！ク・ハラ法とは？
この件が報道されると、韓国中で「育ててもいない親に相続権があるのはおかしい！」という声が高まりました。
そしてついに、2026年にク・ハラ法（正式名称：改正民法）が成立。育児放棄などの正当な理由なく長期間子どもを放置した親には、相続権が認められないとされたのです。
- 引用：聯合ニュース
この法律のポイント
- 親であっても、育てる責任を果たさなかった場合は、遺産を受け取れない。
- 子どもの立場から見た「公平な相続」を守るための法律。
- ク・ハラの兄が国会に嘆願書を提出したことで、法改正が実現。
この法律が示す未来の相続制度
「親だから」「家族だから」といって、すべてが認められる時代は終わりつつあります。
育てる責任と愛情があってこそ、相続の権利が認められる。これは今後、日本を含む他の国でも議論されていく可能性があります。
- 引用：スポニチ
まとめ：ク・ハラが遺したもの
ク・ハラさんの死は、ただの悲劇では終わりませんでした。彼女の存在と兄の行動が、未来の子どもたちの権利を守る法制度の変化を生んだのです。
KARAのファンでなくても、この出来事を知ることで、「家族とは何か」「責任とは何か」を改めて考えさせられるはずです。
あなたは、育ててもらっていない親に、自分の遺産を渡したいと思いますか？
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